静岡旅行(古代史巡り)
8月のお盆に母と静岡へ旅行してきました(^-^)
泊り込みの旅行は久しぶりです。
といっても、私も母も日本の古代史好きなので、今回は完全なる古代史の旅…いや、ヤマトタケル巡りでした(笑)
ちなみにヤマトタケルというのは景行天皇の皇子で、古事記の中ではヤマトタケルが賊に狙われて野に火を放たれたとき、天叢雲剣(のちの草薙剣(くさなぎのつるぎ))で草を薙ぎ払って難を逃れるエピソードがあるのですが、その伝承が元で、静岡市内には「草薙」、「焼津(やきつ)」という地名が生まれたとされています。
また、どういう字の由来からかはちょっと把握してないのですが、有度山頂上部も「日本平(にほんだいら)」と呼ばれるようになったそうです。
そこで今回は、その伝承とゆかりのある「草薙神社」と「焼津神社(やいづじんじゃ)」と「日本平」に行ってきたというわけです(^^)
行き先①: 焼津神社
お盆なので人が多いかと思っていましたが全然で、思いのほかゆったり見れました。
神社関係者の方は、地元以外の人が来るのは珍しい、伝承に興味を持ってここまできてくれるのは嬉しいと仰り、神社のことを色々教えて下さった上、「焼津神社略記」というのを頂きました^ ^ 旅先でのこういう出会いや親切はとてもありがたいですね。
ちなみに境内にはヤマトタケルの像がありました!
行き先②: 草薙神社
ここはもはや観光客は私達だけでした(^.^)広さは焼津神社ほどもなく、こじんまりとしていましたが、木々に囲まれていて木漏れ日が綺麗な上に、境内にある樹齢1000余年の御神木の迫力がすごかったです。一瞬木が倒れてるかと思ったんですがまだしっかり根っこを張ってるんですよね…びっくりです。
ここにもちょっとずんぐりしたヤマトタケルの像がありました(^^)
お土産にはヤマトタケルの絵馬を買いました。
ポップに描かれたヤマトタケルがなんとも可愛いです♪
足元のねずみはなんだろう・・・。古事記のスサノオにも似たような火攻めのエピソードがあり、それにはねずみが出てくるのですが、ヤマトタケルの伝承には出ないような…。それとも来年の干支だからかな?
行き先③: 日本平
ここは本当に見晴らしの良い場所でした。ただ、残念なことに富士山は雲に隠れてよく見えませんでした。
その場に居合わせた方の話によると、富士山は冬の方がよく見えるそうです。
そして、なんとここにもヤマトタケルの像が…!かっこいい!
ちなみに像の近くには日本平ホテルがあって、ここの見晴らしが最高なのですごく泊まりたかったんですよ…。でも一泊1、2万だったので、旅費の都合上なくなく断念しました;いつか泊まる機会があったら泊まりたいです。
日本平には食事処もあったため、そこで景色を見つつ、静岡茶と中華そばを頂きました。美味しくて満ち足りた時間でした〜。
・・・ただ、もっと神話を感じさせるお土産が欲しかった!静岡名物も美味しくて良いのですが、ヤマトタケル饅頭??的なお菓子とか古事記伝承モチーフの土産とか、そういうものがあったら散財したかったです>< すごく欲を言うとですけどね…。
という訳で、草薙神社で買った絵馬が今回唯一の古事記がらみのお土産になりました。
行き先④: 登呂遺跡
こちらはヤマトタケルとは直接関わりはないですが、弥生時代の集落・水田遺跡になります。
思えば小学校の頃に資料集で写真を見たときからずっと行きたい場所で、20年ほどたった今、やっと行けたんだなぁと少し感動しました。
当時を再現した建物はやっぱすごいって感じでしたが、個人的には中の博物館や展示コーナーの充実さに何より驚きました!弥生時代の耕作道具を使って稲を刈り取ったり、竪杵(たてぎね)で稲のもみ殻を外したり、当時の生活をリアルに体感できるコーナーがたくさんあったんです。写真撮影OKだったので、ここぞとばかりに創作の資料としてパシパシしてきました。
お土産には埴輪フィギュアと高床倉庫のプラモを買いました。
家に帰って3時間くらいかけて作りました。地味に苦労しましたが、完成品がかっこよくて気に入ったので、次は物見やぐらのプラモも買って作ってみたいです^^
帰りは熱海の温泉に寄って帰りました。
元は母の好みを取り入れて、熱海のアカオハーブ&ローズガーデンやMOA美術館行きも予定していたのですが、あまりにも暑かったため断念しました(~_~;)
やっぱり古代史巡りは心洗われます。次に旅行に行く機会があれば、まだあまり行ったことのない三重か滋賀あたりに行きたいですね。九州も魅力的な古代史スポットがたくさんあるのですがなかなか足が。。
それでは以上、長くて拙い文章に最後までお付き合いくださりありがとうございました!